株主・投資家の皆さまへ
持続的成長に向けてエコシステムの構築を開始
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2025年12月期の連結業績は、年後半の市況を受けて店頭FXおよび暗号資産の収益性が大きく低下したことにより、営業収益は前期比7%減となりました。一方、営業利益は、前期にタイ証券事業において多額の貸倒引当金繰入額を販売費及び一般管理費に計上していたことの反動で大幅な増益となり、過去最高を更新しました。また、最終利益は初の100億円超えを達成しました。
証券・FX事業では、店頭FXは年後半の収益性低下を受けて減収となりましたが、主要KPIである取引人数、預り証拠金残高は堅調に推移しました。CFDは顧客還元施策の実施により減収となったものの、商品市場の活況を背景に売買代金は過去最高を記録しました。また、2025年9月の株式手数料無料化※1を契機に、証券取引口座の新規開設数は大きく増加しています。今後、株式取引を起点としたクロスセルを推進し、収益の確保と顧客基盤の拡大につなげていきます。暗号資産事業では、収益の安定化に向けてストック型商品の強化に継続的に取り組み、口座数は77.5万口座を突破しました。
新たな取り組みとして、2025年12月より、1つのIDで会社やブランドの枠を超えてサービスを横断的に利用できる共通ID「1アカウント」の提供を開始しました。グループ内にとどまらず、外部企業のサービスとも幅広く連携し、お客様と事業者双方にメリットをもたらすオープンなエコシステムの構築を目指します。
また、当社は資本コストや株価を意識した経営の実践として「ROE20%」の安定的達成を目標に掲げ、「収益力の向上」「資本配分の最適化」「資本コストの低下」を推進します。このうち「資本コストの低下」への対応として、資本効率を意識した経営と安定的かつ継続的な株主還元を両立するべく、最低配当水準として「DOE(連結株主資本配当率)※2」の導入を決定しました。
株主の皆様におかれましては、引き続き長期的なご支援を賜りますようお願い申し上げます。
- ※1 電話注文を除きます。
- ※2 DOEは、株主資本に対してどの程度の配当を行っているかを示す指標です。
2026年3月23日
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社
代表執行役会長兼社長 CEO
高島 秀行