株主・投資家の皆さまへ

圧倒的No.1サービスで競争力のさらなる強化へ
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当中間連結会計期間の連結業績は、営業収益は前年同期比で2.9%の増収、各段階利益については前年同期に計上したタイ証券事業における多額の貸倒引当金繰入額の反動もあり、前年同期比で大幅な増益を達成しました。
主力の証券・FX事業は、強みである店頭FXが引き続き好調であったことから堅調に推移しました。2025年5月からは取引所CFD「くりっく株365」の取り扱いを開始し、業界最低水準の手数料と使いやすい取引アプリで顧客基盤の拡大を図っています。今後もサービスの利便性を向上させ、店頭FX・CFDの競争力を一層高めていきます。
また、GMOクリック証券は、設立20周年を迎えるにあたり、「一番安くて、一番使いやすい」という原点に立ち返るべく、9月1日より株式取引手数料と投資信託の販売手数料を完全無料化※し、多くのお客さまに選ばれつづけるネット証券を目指して、さらなる成長を追求します。
タイ証券事業における約定弁済契約に基づく債権残高は、返済により1月時点の約110億円から6月末には約83億円へと減少しました。引き続き債権回収に全力で取り組んでまいります。
暗号資産事業は、収益は前年を少し上回る水準となりましたが、顧客基盤は順調に拡大し、6月末の口座数は74.3万口座となりました。収益安定化に向けて、コスト削減による筋肉質な経営推進とストック型サービスのさらなる強化を図ります。
株主の皆様への還元については、連結配当性向65%以上、年4回の配当を今期の目標としています。当第2四半期末の配当は、四半期としては過去最高の1株当たり20円43銭とさせていただきました。今後も事業成長とともに株主さまに還元できるよう、企業価値向上に邁進してまいります。株主の皆様におかれましては、今後も変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
- ※電話注文を除きます。
2025年9月19日
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社
代表執行役社長 COO
石村 富隆