対処すべき課題

認知度の向上及び企業ブランドの確立

当社及び当社の連結子会社(以下「GMO-FH」)は、取引規模に比して、競合他社よりも認知度が低いことを課題として認識しています。今後も低水準の取引コストでのサービス提供や取引ツールの充実等による取引環境のさらなる向上、システムの安定稼働、サポート体制の充実等によりお客様への提供価値を高め、企業としての信頼を高めると同時に、テレビ、ラジオ、雑誌等のマスメディアの活用及び広報機能の強化により、認知度の向上及び企業ブランドの確立に努めます。

顧客基盤の拡大

GMO-FHは、FX取引における国内預り証拠金残高は業界トップレベルの規模となっていますが、株式取引においては取引頻度の高い中上級者層が中心で、一定の株式委託売買代金シェアを得ているものの、競合他社に比して預り資産残高が少ない状況です。インターネット総合金融グループとして業界トップの地位を獲得するには、顧客基盤の拡大が必要であり、資産形成層や初心者層の取り込みによる顧客層の裾野拡大が課題であると認識しています。広告・広報を活用したブランディングにより企業認知度向上に努めるとともに資産形成層や初心者層のニーズを的確に捉え、商品・サービスの拡充を図ることで、顧客層の裾野を広げ、顧客基盤の拡大に努めます。

価格競争力の維持

国内のインターネット証券業界、FX業界においては、低水準の手数料及びスプレッドでのサービス提供が一般的となっています。GMO-FHの中核企業であるGMOクリック証券株式会社は、業界最安値水準での手数料及びスプレッドでサービスを提供しており、競合優位性を有していますが、さらなる成長に向けた事業基盤の強化を図るため、ビッグデータを活用した店頭FXの収益性改善の取り組みを推進しています。引き続き、低コスト構造の維持及びさらなる収益性の改善により、価格競争力の確保に努めます。

海外における事業展開の強化

GMO-FHは、国内で進展する少子高齢化・人口構成の変化を踏まえて、海外事業の拡大に取り組んでいます。現在、香港、英国を拠点にした店頭FXやCFDなどの店頭デリバティブ取引サービスの提供に加えて、タイ王国でインターネット証券取引サービスを提供しています。世界各国のお客様のニーズに応じたサービスを提供するとともにマーケティングを強化し、事業規模の拡大と収益力の向上を図ります。

新規事業への取り組みの強化

GMO-FHは、中長期的な企業価値の向上と持続的な成長を実現するため、銀行や仮想通貨など新しい事業領域での取り組みを積極的に進めています。2018年7月には、当社が出資するGMOあおぞらネット銀行株式会社が事業を開始しました。銀行・証券の口座連携サービスにより有価証券関連サービスの強化を図るとともに、GMO-FHが店頭FXで培った技術・ノウハウを仮想通貨事業に活かすことで、さらなる成長を図ります。