新たなキャリアへの一歩
Securities
Y. O.
GMOクリック証券
証券事業部
大学卒業後は新聞記者としてキャリアをスタート。その後、自分のスタイルに合った働き方と新たな挑戦を求めて、2023年7月にGMOフィナンシャルホールディングスに入社。趣味はピアノや読書、ランニング。休日は自然との調和や新しい発見を求め、公園散策や街巡りを楽しむ。
はじめての挫折が転機
——前職での経験と転職のきっかけを教えてください。
新卒で入社したのは、憧れていた全国紙の新聞社です。配属先は京都で、警察・裁判担当になりました。歴史と伝統が息づく京都だけに、取材対象には由緒あるお祭りや伝統行事も多く、受け継がれてきた技術と人々の情熱を間近に感じる機会が多かったです。ご縁の大切さや地域の人々の温かさを感じる取材を重ね、独自に開拓したネタが全国版紙面に掲載されるなど、誇りを持って仕事に取り組んでいました。
ただ、人手不足の現場だったため、新人の私でも1人で取材を任され、昼夜問わず街中を駆け巡る日々が続きました。事件・事故・裁判など、人々の命や人生に大きく関わる出来事にどう向き合い、どう取材して記事にすべきか。踏み込んで良いのかとジレンマを感じることもありました。過酷な夜討ち・朝駆けも、自分の性格には合っていないと感じることが増え、次第に心と身体が悲鳴を上げ始めました。
「石の上にも3年」と言いますが、入社して1年と少ししか経っていない——本当に辞めて良いのか迷いました。社会に少しでも人々の声を届け、変化を生み出す機会をつくりたいという志をもって入社した新聞社。大きな葛藤がありました。悩みに悩み抜いた結果、自分の心に嘘をつきつづけることはできないと転職を決意しました。
——大きな決断だったのですね。転職活動をするうえで重視していたことは何ですか?
転職活動の軸は、明確に定めていたわけではありません。学生時代の就職活動ではマスコミ業界に絞り過ぎた反省もあり、業界や業種は幅広く考えていました。24時間仕事漬けのような1年を過ごしてきたので、ワークライフバランスを維持しながらも、仕事にも全力投球したい。人間関係がオープンで、さまざまなプロジェクトに飛び込んでいける環境で働きたいなという気持ちが強くありました。
最初の縁が好機
——入社の決め手は何でしたか?
身も蓋もない回答かもしれませんが、最初にオファーを受けたのがGMOフィナンシャルホールディングス(GMO-FH)だったことが、理由のひとつです(笑)。
実際に転職活動を始めてみると、すぐに現実の厳しさに直面しました。第2新卒であることはチャンスでもある一方、経験や辞めた理由を問われることも多く、転職活動は順調には進みませんでした。そんな中で受けたのがGMO-FHの面接。意気揚々と臨んだものの満足できる受け答えができず、次を探そうという気持ちで帰りの新幹線に飛び乗ったのを覚えています。ところが、その日の夜に内定の連絡があり、その意思決定の速さには驚きました。
また、異業種で未経験という点に不安を感じていましたが、人事部長の「異業種からの若い人たちも活躍している。誰にでも挑戦の機会がある。オープンで心地良い関係が築ける職場である」という言葉が、この環境に飛び込むことを決め手になりました。若手やベテラン問わず挑戦できる風土があることを知り、その言葉を信じて良かったと心から思っています。
つながっていく知識と経験
——現在、担当されている仕事内容について教えてください。
今、私が担当しているのはGMOクリック証券の証券事業部でのフロント業務です。ルーティン業務が多いのですが、大切な資産をお預かりするため、絶対にミスが許されない正確性と時間厳守の対応が求められます。新聞記者時代には、「情報を扱う責任」を感じていましたが、今は「資産を扱う責任」の重大さを感じながら、仕事に取り組んでいます。
——入社後、未経験の業種での挑戦に対する不安は消えましたか?
はい、研修プログラムとサポートが手厚かったので、時間の経過とともに不安は解消されていきました。研修の一環としてのジョブ・ローテーションでは、今の部署に配属される前に、GMOクリック証券のカスタマーサービス室(以下CS室)、GMO-FHシステム統括部で1年強の経験を積みました。
CS室では基本的な商品知識や取引ルールや、お客さまがどのような観点でサービスを利用してくださっているのかを学びました。業界未経験だったため、CS室で得た知識・経験は、今の証券事業部での仕事に必要不可欠なものとなっています。事業部門に異動したことで、お客さまの利用するサービスの裏側の仕組みまで掘り下げてビジネス全体を深く理解し、学べることは貴重な経験だと感じています。収益部門ですし、やりがいがある毎日です。
また、お客さま視点で物事を捉えて、仕事に取り組む大切さを身につけることができたのではないかと考えています。日常の業務に加えて、プロモーション施策も担当していますが、やはりお客さまにとってどのような価値を提供するのかを考えることが企画のベースとして大切だと実感しています。
システム統括部では、3ヶ月という短い期間でしたが、RPAを活用した業務効率化のための様々なロボットをつくるスキルを習得しました。新聞記者時代は、回り道と思われる作業も有益な情報を得るためには必要という感覚があったので、いかに無駄を省くか、効率化するかという視点は新鮮でした。
今、所属している部署では自動化できる業務も多いため、新しいロボットをつくったり、メンテナンスを担当したりと学んだRPAスキルを実践できるのは楽しいですね。
——仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
社会人として当たり前のことですが、「基本的なことを一生懸命やる」「分からないことはためらわず確認する」の2つを徹底するように心がけています。私自身は、社会人歴に加えて入社歴も浅いので、自分が何かの役に立つよりも、助けてもらうことの方が多いのが現状です。真摯に目の前の物事に取り組むことで、周囲の人の手助けに応えていきたいと思っています。
ジョブ・ローテーションを通じて、さまざまな会社・部署を巡ることで、多くの人とのつながりを持つことができました。判断に迷った時に「あの人に相談すれば良さそうだな」という関係を築けたことも財産だと感じています。分からない時には頼れる人がたくさんいる環境の中で、成長の機会をたくさんもらっているなと感じています。
早く一人前になって、今度は自身の知識・経験をもとに新しい企画やプロジェクトをリードできるようなビジネスパーソンを目指したいと考えています。
——入社を検討されている方にメッセージを。
GMO-私が入社した後にも、新しい事業やプロジェクトが次々と立ち上がり、会社全体が常に挑戦しつづける活気にあふれています。向上心と積極性をもって飛び込めば、多くのチャンスをつかむことのできる環境だと感じています。新しい環境で未知のことに挑戦したいと考えている方と、切磋琢磨しながら一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。
当記事は取材当時の情報です。
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