武田 峻輔
PARTNER INTERVIEW

一歩先をいく価値を生み出す ために、技術を磨きつづける

Enginner

武田 峻輔

GMOフィナンシャルホールディングス
システム統括部 / コインチーム

大学在学中に大学OBが社長を務めるIT企業のインターンに参加。大学卒業後はSIer企業で大手通信キャリアのネットワークに関連したWebシステム開発に従事。2018年にGMOフィナンシャルホールディングスに入社し、現在はシステム統括部のコインチームにてGMOコインの収益向上のためディーリングシステムの開発を担当。

チャレンジと進歩を求めて

チャレンジと進歩を求めて

新卒で入社したのは、大手のユーザー系SIerの二次請開発をしている会社で、私はそこで請負開発担当として、あるひとつのプロジェクトに携わり、エンドユーザーとの仕様調整などの仕事を5年ぐらいやっていました。ただ、5年も経つと、段々と同じことの繰り返しになってくるので、そろそろ新しいことをしたいなと、色々と技術について調べて提案していたのですが「今まで実績のあるシステムがJavaだからJavaで」という風に保守的な対応が多いなという現実に直面しました。ここで新しいことにチャレンジするのはハードルが高く、今のままでは私自身のエンジニアとしてのキャリアも進歩がないだろうなと思ったのが、転職を考え始めた理由でした。

転職の大きな軸は、自社開発ができること。業界を絞らずにエージェント経由で紹介を受けた企業のひとつが、GMOフィナンシャルホールディングス(以下、GMO-FH)でした。正直なところ、紹介された際には、金融はスーツかっちりで固そうだなとか、前職でも色々な制約も多いという話を耳にしていたので、良い印象を持っていなかったところはあります。それが実際に面接に臨んでみると、1次面接に登場した3名は全員が私服。加えて、雰囲気が柔らかく、質問も技術について深く突っ込んだものが多く、笑いが自然と出てくるような楽しいやりとりの中から、GMO-FHで働く人たちの良さが伝わってきました。面接後には、この人たちと一緒に働きたいと考えが180度変わりましたね。入社してみると、困っている人がいると誰かしらが回答やアドバイスをくれ、互いに切磋琢磨していくような環境だったので、当時の自分の直感は間違っていなかったなと思っています。

エンジニアの裁量が大きく、
責任感ある仕事にチャレンジ
できる

GMO-FHで仕事をすることの良さは、一人ひとりのエンジニアのアイデアや意見、技術・スキルを互いに尊重する風土が土台としてあり、その中で、手をあげて新しい技術を取り入れたいと提案して、チームの皆も合意すれば、裁量を持って新しいことにチャレンジできる環境であることだと思います。基本的には提案者がオーナーシップと責任を持つ仕事のスタイルですが、問題が起きたり、躓いた時には、それをフォローしてくれる仲間がいるのも柔軟で良いなと感じています。

エンジニアの裁量が大きく、責任感ある仕事にチャレンジできる
100ミリ秒を競う世界で、No.1を目指す

100ミリ秒を競う世界で、
No.1を目指す

現在、私はGMOコインのディーリングシステムの開発を担当しています。GMOコインの提供する販売所と暗号資産FXのサービスでは、GMOコインがお客さまの相手方となって取引をする相対取引なので、GMOコインの相手方となるお客さまの取引内容によって、GMOコインも暗号資産のポジションを持つことになります。そのGMOコインのポジションをそのままにしていくと、暗号資産の価格変動によって得をしたり損をしたりと、収益が値動きに依存してしまうので、少しでも確実に収益を上げていくために、GMOコインではカバー取引をしています。それを担うのが、私が担当するディーリングシステムです。収益に大きく直結するシステムなので、大きなプレッシャーもありますが、自分の仕事の結果がダイレクトに数字として目に見えるので、達成感を得やすい仕事であるとも思っています。また、カバー取引の精度を上げることで、お客さまに対してより良いプライスを提供することができるようになるので、非常に重要なミッションを担っていると考えています。

カバー取引をする上で一番の肝となるのは、レイテンシーです。カバー注文をいかに早く出せるか、100ミリ秒をいかに詰められるかという世界なので、様々な創意工夫が求められます。カバー注文を出すかどうかの処理判定を少しでも早くしたり、サーバーの位置を近づけたりなど、ネットワークやインフラの知識も駆使して、対応しています。また、今のディーリングシステムをさらに進化させるために、取り入れられるものはないかなと常に他社動向や最新技術にも目を配っています。

時代の変化に合わせて進化する

時代の変化に合わせて進化する

GMOコインは2022年5月で正式サービスを開始して5年。先輩たちが当時のトレンドや最新技術を取り入れて、サービスを作っていますが、5年も経つと技術の進歩はあります。昔は良かったものも、今は違うよねというものもあります。ただ、GMOコインのシステムは、元々、マイクロサービスアーキテクチャを採用していて、それぞれ独立していて影響しあうにしても、その影響がなるべく最小限となるように意図して設計されています。

新しいことを取り入れるための土台ができあがっているので、やりやすい――成長するシステムですね。だからこそ、時代とともに変化をどんどん今のシステムに取り入れて、システムのブラッシュアップをしていくことで、サービスの利便性を高めたり、自分自身の成長にもつなげていきたいと考えています。

当記事は取材当時の情報です。

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