PROJECT INTERVIEW

GMOフィナンシャルホールディングス(以下、GMO-FH)は、「金融サービスをもっとリーズナブルに もっと楽しく自由に」の企業理念のもと、証券・FX事業や暗号資産事業を展開しています。持続的な成長の実現に向けて、新規事業にも積極的に取り組んでおり、新たな挑戦を続けています。

今回インタビューしたのはGMOコイン社のサービスローンチに携わり、開発・運用を手掛ける3人のエンジニアです。プロジェクトで得た経験やエンジニアとしてGMO-FHで働く醍醐味をざっくばらんに語ります。

キム テクサン

キム テクサン

Kim Tacksang

2011年7月入社
GMOフィナンシャルHD
システム統括部 / コインチーム

畔上 剛

畔上 剛

Takeshi Azegami

2018年5月入社
GMOフィナンシャルHD
システム統括部 / コインチーム

岩間 大弥

岩間 大弥

Daiya Iwama

2019年6月入社
GMOフィナンシャルHD
システム統括部 / コインチーム

みなさんの簡単な経歴を教えてください。

キム テクサン

Kim

キム:前職ではSIプロジェクトの中で、下位システムの開発やパフォーマンスチューニングをメインでやっていました。半年や1年でプロジェクトがどんどん変わっていくので、自社のプロダクトを開発できるところで仕事をしたいなという思いが強くなっていって、当時のプロジェクトが一区切りついたところで転職活動を始めました。
その中で、GMOクリック証券に出会って、社名の中に「証券」とあるのがカッコいいな、証券会社のエンジニアを目指したいなと思って、金融の知識も経験もゼロでしたが、入社を決めました。入ってみると、良い意味でイメージしていた証券会社ではなかったですね(笑)。IT会社みたいだなって。
エンジニアにとって最高の環境とは、良いサービスをつくるために裁量が与えられて開発ができることだと思います。入社してからは、香港や英国など海外拠点でのFXやCFDサービスの立ち上げに携わり、その後、GMOコインが取引所サービスを開発するタイミングでプロジェクトにジョインしました。毎日、自由に楽しく仕事をしています。

岩間 大弥

Iwama

岩間:新卒でSIerに入社し、金融や物融関係のクライアント企業に常駐してシステムの保守・運用を担当していました。元々、学生時代にインターンで1年ほど自社開発のエンジニアをしていたことがあったで、自社開発とSIerの仕事の両方を経験して、自分には自社開発の仕事の方が楽しいし合っているなと転職活動を始めて、面接をした会社の1社がGMO-FHでした。

畔上 剛

Azegami

畔上:私は新卒でオンプレミスのインフラエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、データセンターでサーバーを追加したり、お客さまからの問い合わせに対応したりなど運用中心の仕事に携わってきました。オンプレミスからクラウドへの移行が増える中で、キャリアチェンジというか、クラウド系のインフラや開発に携わってみたいと考え始めた頃、ちょうどGMOコインのグループ公募の案内を目にしました。AWSやGo言語など割と新しい技術を使っていることや暗号資産という分野が面白そうだなと思って応募し、現在は、GMO-FHのシステム統括部コインチームで、取引所システムの開発を担当しています。

そういえば、面接官は、キムさんでしたね。

キム テクサン

Kim

キム:当時はちょうどGMOコインで取引所サービスの立ち上げを行っているタイミングで、入社後すぐにコインチームに入ってもらい、一緒に暗号資産の取引所をゼロから作り上げていきましたよね。
特にGMOコインの取引所サービスの立ち上げメンバーを探していたわけではなかったのですが、面接でサーバー周りの経験があって開発もやってみたいというご本人の希望を聞いていたら、ああ、僕のチームで一緒に仕事ができたらすごく良いなってイメージが湧いたので、ぜひ来てもらいたいとオファーを出しました。

入社後にはどのような仕事を担当されましたか?

畔上 剛

Azegami

畔上:私が入ったのは、取引所サービスがローンチされる半年前でちょうど開発が進んでいるところでした。取引所の環境をメインに構築しました。最初は環境ばかりでしたね。

キム テクサン

Kim

キム:環境、大事なので。最初は慣れていただくという観点からも環境を構築していただいて、次に取引所サービスの大きな目玉であったAPI機能の提供に向けて、大活躍してくれましたよね。API機能の提供を通じて、GMOコインの取引高も伸ばしていこう、と。結果としてのインパクトも、大きかったですよね。

畔上 剛

Azegami

畔上:取引所ローンチまではひたすら環境構築の仕事で、ローンチの少し前からAPI周りの話も出ていたので、少しずつお手伝いをしていたら、いつの間にか担当が自分になっていました(笑)。API周りは、結構パフォーマンスを気にしないといけない一方で、そうしたテストをそれまでやったことがなかったので、最初は難しくて苦労した記憶があります。

キム テクサン

Kim

キム:取引所サービスをローンチしたときは、やっと出せたと感慨深かったですが、そこからが本当のスタートでしたね。国内や海外の他の取引所にはあって、GMOコインにはないところをミートしていこうと、月に2〜3件ぐらいのペースで色々な機能を出していきました。その部分をリードしていってくれたのが畔上さんでしたね。

畔上 剛

Azegami

畔上:APIローンチ後は、API機能の改善をしながら、新たな機能追加やその機能改善も少しずつ任せていただけるようになって今に至っています。ありがたいことに新しいことにチャレンジしながら、どんどん任される範囲が広がっていくという良い経験をさせていただいているなと感じます。

キム テクサン

Kim

キム:入社3年目でリーダーですから、ペースが速いしすごいなあと思います。入社して数年でリーダーとして、ひとつの案件を丸ごと任されるような仕事ができるようになるって。僕の時は、5〜6年だったと思いますよ(笑)。それだけ短期間で努力されたっていうことですよね。今では取引所のことなら何でも知っている存在。それが畔上さん。

畔上 剛

Azegami

畔上:仕事の醍醐味は、やっぱりお客さまに提供しているサービスなので、機能を追加したりして、ダイレクトにお客さまの反応を見られるのは嬉しいし、面白いですよね。あとは、技術的にも難しいことを実現できたときには達成感があります。そういう技術的なチャレンジを通じて、自分の成長も感じられますし。

キム テクサン

Kim

キム:機能を追加すると、SNSでも「いいね」とかコメントなどで多くの反応をもらえますから嬉しいですよね。それに、やっぱり作ったものが正しく動く、そのこと自体も純粋に嬉しいですね。銘柄を追加して、その取引が無事に約定された、とか。それに、お客さまの取引や資産に関わるシステムの開発を行っているので、リリース後に何も問題がなかったら、心から安心しますね。

岩間 大弥

Iwama

岩間:入社して最初に対応したのは、元々、畔上さんが担当されていた環境周りの仕事ですね。基本的にはAWSの対応で、それをやりながら、GMOコインのシステムってどうなっているのかを理解するところから始めて、今はログイン機能周りのAPIやインフラ周りの開発も担当しています。

キム テクサン

Kim

キム:コインチームでは、岩間さんを「環境大臣」と呼んでいます。環境のことなら何でも一番知っている。私は2代目で、3代目が畔上さんで今が岩間さんですね。開発もAWSも一緒にできる環境なので、そういうことに興味がある方にはマッチすると思いますね。
GMOコインでは色々なサービスでAWSを使っているので、それら全般に対しての知識が深まることは、環境大臣の仕事の醍醐味ですね。GMOコインだけでなく、どこにいっても活きる汎用的なスキルが身につけられますし。

GMO-FHのエンジニアとしての魅力は?

キム テクサン

Kim

キム:僕にとっては、エンジニアとして「これをもっと良くするためにこうしたいんですけど」という提案をすると、それをしっかり吟味して「やりなよ」と返してもらえる環境である点が一番の魅力ですね。より良いシステムを作り上げていく中で、自分の提案が反映されること。これはまさに転職活動で求めていたことだったので、僕の場合は思ったとおりでした。

岩間 大弥

Iwama

岩間:急に任されることが多い環境である点。「えっ、やったことないのに」と内心思ったりしますが、みんな優しいので気兼ねなく質問ができる環境――そういう雰囲気づくりもうまいのかなと思ったりしますが、そういう環境の中で、新しいことに安心してチャレンジできるって良いなと思います。

畔上 剛

Azegami

畔上:確かにそこはそうですね。聞いたらすぐにサポートしてもらえて、働きやすい環境だと思います。

キム テクサン

Kim

キム:新しく入ってきた方々に対しては、その方の得意分野などを踏まえて、あとはエイッと案件を任せる、というスタイルでやっています。当然サポートもしますが、皆さん優秀なので、それを乗り越えて、どんどん大きな成果を出してくれる。そんな環境ですね。

岩間 大弥

Iwama

岩間:あとは意見をいいやすい環境ですね。最年少の私でもそう思うので、皆さんも同意見ではないかなと思います(笑)。

今後チャレンジしたいことを教えてください。

畔上 剛

Azegami

畔上:新しい技術への挑戦は、これからもずっとやっていきたいですね。今の仕事は、ともすると同じ作業の連続という側面もあるので、新しい技術を取り入れてもっと良いやり方を模索したり、または違う分野でも、これまでの技術を活かしていきたいなと考えています。

キム テクサン

Kim

キム:コインチームで言うと、誰が何を担当するかは誰か一人の一存で決めることはなくて、本人が手を挙げて、リーダーが認めればチーム内での役割変更ができるようになっています。チーム間での異動であっても、部長やチームリーダー間と相談することで可能です。
どんな仕事であっても、長年続けると同じ技術と付き合わないといけない部分が出てくると思うんですね。ただ、その仕事の中でどんな技術を新たに導入すればいいのかを考えて提案する、技術を選定する裁量というのは、いつでも現場のメンバーに与えられています。
新しい技術があって、それを使いたいと思ったときには、入社年次に関係なく誰でも提案できます。チームのメンバーと相談して、皆が納得すれば、その技術が採用されるというのがGMO-FHのエンジニアの文化だと言えると思います。

岩間 大弥

Iwama

岩間:私が心がけているのは、なるべく視野を広く持つということです。ついつい自分が対応している目の前の仕事に集中してしまいがちですが、今見えていない物事や自身の仕事に関連するその他の部分に目を向けて、仕事の幅を広げていくことが大事だと考えています。あとは、仕事のボールを持たないこと。チームワークの中で、自分がボトルネックにならないように、受けたボールはすぐに投げるようにしています。加えて、今は自分が入社年次が一番浅いのですが、今後、新たな仲間が入社したときには、これまでのナレッジを伝承していくような経験もしてみたいなと考えています。

キム テクサン

Kim

キム:岩間さんはAWSのプロフェッショナル系の資格もとっていましたよね。自分の仕事を突き詰めて、スキルアップしていく。そういうところもすごいなと思っています。

岩間 大弥

Iwama

岩間:資格取得って色々とありますが、GMO-FHで働いた経験や学んだことを踏まえての資格勉強ができたので、ちゃんと実践で使える知識を身につけられたという達成感がありました。

入社を希望される方へのメッセージをお願いします。

キム テクサン

Kim

キム:エンジニアは中途採用だからかもしれないですが、フラットな環境で自由に仕事ができる、そういう文化はあると思いますね。基本的な仕事をするためのベースのスキルはもちろんですが、やっぱり、仕事を通じて何を実現したいのか、どんな価値を生み出して、どう成長していきたいのかなど、本人のやる気が大事だと思います。
何をやるかも大事ですが、やっぱり誰と仕事をするかが大事ですから、この人と一緒にすごい仕事をしたいかどうかと思えるかという要素も大きいです。仲間は大切ですから。

畔上 剛

Azegami

畔上:サービスをもっと良くしていきたいという気持ちを持っている方と一緒に仕事がしたいなと思います。スキルというのは、本人の努力次第で後からいくらでもついてくる部分があると思います。だからこそ、とりあえずやってみる、こうしたいという志を持っていることが大切かなと思います。

岩間 大弥

Iwama

岩間:コインチームらしい人でいうと、何かひとつのことにこだわりがあるというよりも、何でもやってみる、チャレンジしてみるという人が多いので、そういう方が向いているのかなと感じます。色々なことに興味を持って、良い意味での好奇心をもって、物事を動かせる人が活躍していますね。

当記事は取材当時の情報です。

ENTRY

私たちと一緒に働きましょう